異なる持ち味でタクシー用自動車へ
今回の北京モーターショーでは、自家用車以外に、タクシー用の車の展示も見られ、中国市場での競争はタクシー業界にまで及んでいます。
世界から注目を集めている中国のBYDオートは、すでにタクシーで使用されているEV車を現在の300台から今年7月までに800台まで増やす方針です。環境にやさしいことや、走行中の騒音が最小限に抑えられている点が特徴で、2011年から深セン市と長沙市で、合わせて300台が投入されています。このモデルは、1時間余りで充電ができ、一回の走行距離が320キロとされています。更なる普及を図るため、新型の充電施設も深セン市で建設中です。
BYDオートはすでにタクシー用EV車を市場に
一方、2013年からニューヨーク市の次世代タクシーに選ばれた日産自動車は、2013年から正式に投入予定の、快適感を重視したタクシーを展示しました。
「乗り心地を重視したタクシー」という日産の村山・副総裁
日産自動車の村山秀人副総裁は取材に対し、「快適な乗り心地を味わえるタクシーを中国に人にも伝えたい」と語りました。関係者は、今回のモーターショーを通して、持ち味を十分にアピールし、いずれは中国での投入も考えていると述べました。また、2013年から使用される次世代タクシーはガソリン車ですが、同じモデルのハイブリッド車も提案しているということです。(取材:劉睿、白昊 写真:劉睿、白昊)暮らし・経済へ
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