中国全国政治協商会議の賈慶林議長は現地時間の19日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンでブルネイのハサナル国王と会談しました。
席上、賈慶林議長は、「中国とブルネイはいずれも、南海紛争は直接の当事国が平和交渉を通じて解決するべきだと主張している。双方は南海協力を促進し、南海を、平和の海、友情の海、協力の海にしていくべきだ」と述べました。
賈議長は、さらに「中国はブルネイとの善隣友好の協力関係を重視しており、相互尊重と平等の基礎の上でブルネイと共に両国関係の発展を推進していきたい。現在、南海情勢は良い方向に向かって発展している。中国はブルネイと共に、『南海各国行動宣言』を実行し、中国とASEAN(東南アジア諸国連合)の国々と南海における実務協力を推し進めていきたい」と述べました。
ハサナル国王は、「両国関係の発展を促進するため、私は長年来、中国の指導者と緊密な協力を保ってきた。ここ数年、経済貿易、エネルギー、農業などの分野で両国の協力は日増しに拡大しており、協力が引き続き発展するよう希望している。また、南海問題で、ブルネイと中国は緊密な意思疎通と協力を保っている。ブルネイは平和交渉を通じて南海紛争を解決し、この地域の平和と安定を共に維持することに賛同する」と述べました。(玉華、大野)
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