中国農業省は17日に黒龍江省ハルビン市で、レベルや段階を分けて東北地区で、科学技術によるトウモロコシの生産増加プロジェクトをスタートさせました。このプロジェクトでは2015年までに当地区のトウモロコシの生産総量を11次5カ年計画より1000トン以上増やすことを目指しているということです。
農業省の張桃林次官はプロジェクトの開始式で、「新たな情勢の下で、トウモロコシの生産を発展させる根本的な鍵は科学技術であり、今回の科学技術プロジェクトの実施は、わが国のトウモロコシ産業の発展にとって大事業であり、農業科学技術の促進年の重要なプロジェクトの1つでもある」と述べました。
トウモロコシは中国で栽培面積が最も大きい食糧作物で、増産の潜在能力が最も大きいとされています。トウモロコシの生産発展は、食糧生産の安定、食料の総合生産能力と国家食糧安全の保護に重大な意義を持っています。近年、中国国内のトウモロコシ生産の需要は大きく、単位生産は先進国に比べ大きな差があります。トウモロコシの生産総量を含む国内の食糧総量は、栽培面積の拡大を通して総量の増加を図ることはできなくなり、単位面積の生産増加を通して総量を上げることが当面の急務になっているということです。(劉叡、吉野)暮らし・経済へ
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