第一に、加盟国の経済発展方式の転換がもたらすチャンスを把握し、積極的な措置を講じて、加盟国間での貨物や資本、技術およびサービスの自由な流動を促進し、SCOの枠組における経済協力を一段と活発化することです。第二に、多方面かつ多ルートな融資協力システムを確立し、地域経済協力プロジェクトへの金融支援を拡大すると共に、通貨の交換性と決算協力を引き続き拡大し、加盟国間のマクロ経済政策および金融政策の協調を強化することです。第三に、交通やエネルギー、通信のインフラ施設の相互接続を加速し、地域の経済貿易協力に強固な基盤を築くことです。第四に、原子力、太陽光エネルギー、風力発電などクリーンエネルギーの利用を推進し、加盟国の経済発展に多角化したエネルギー解決策を提供することです。第五に、SCOの「種子バンク」を設立し、優良品種の普及を図り、農業技術訓練や国境を越えた動植物の疫病防止措置を強化し、食糧の安全保障協力システムを整備することです。第六に、国境をまたぐ経済協力区、ハイテク科学技術開発区を共に建設することで科学技術協力を強化し、持続可能な発展を実現することです。第七に、疫病の発生状況報告システムや疾病の防止、制御システムを共に確立し、広範な伝染病の発生など突発性の公共衛生事件に対する警戒と対応能力を一日も早く高めることです。第八に、若者の交流を促進し、SCO枠組での交流に参加するに当たって、その積極性を充分に発揮し、善隣友好年のイベントを立派に行い、加盟国間の人民の相互理解と友情を深めることです。そして最後に、オブザーバー国とより緊密な互恵協力関係を結ぶことです。（董燕華、中原）