中国国土資源部によりますと、今年の第1四半期、中国では地質災害が413件発生しました。このうち、14件の地質災害の予報に成功しましたが、25人が死亡したということです。

　発生した413件の地質災害のうち、401件は小規模な災害です。半数が農村地区で、中国の華東から、中南、西南、西北、華北など19の省に集中しています。昨年同期に比べ、今年の第1四半期の降水量が大幅に増加したため、地質災害の発生件数や、死亡者数、行方不明者数が大きく増えたということです。

　これに対して、国土資源部地質環境の専門家は「まもなく梅雨時期に入り、雨の日が多くなるため地質災害の頻発時期に入る」と述べました。(馬ゲツ、山下)　暮らし・経済へ