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 チベット、双方向の人口移動が交流を促す

2012-03-30 15:50:14     cri    

 国土面積の広い中国では、民族間の人口移動は長い歴史を持ち、チベット族も例外ではありません。

 1980年代に入ってから、チベット自治区や四川省のチベット族居住地に移住してきた人は主に出稼ぎ者や個人経営者で、サービス業、建築業、栽培業に携わっています。

 一方、チベット自治区から東へ移住する人々は、その移住先として主に成都、北京を選びます。特にチベット自治区と四川省のチベット族居住地を結ぶ成都市は多くのチベット族に「第二の故郷」として見られています。また、首都である北京は全国の政治、文化、情報の中心地で、国内外を問わず多くの民族や人々を引き付けており、チベット族にとっても憧れの都市です。そのほか、内蒙古自治区、山西省の五台山、東北地区や広東省などに多くのチベット族が定住するようになりました。

 チベット族の人口移動はチベット族の強い適応性を表しています。彼らは平均標高4000メートル以上のチベット高原に暮らし、華北平原や四川盆地、東南部の沿岸地区でも生活の営みができます。しかも、漢族をはじめとする、現地の各民族と和やかに共存できるのです。

 2009年1月19日、チベット自治区人民代表大会は毎年3月28日を「チベット百万農奴解放記念日」に指定しました。政教合一の封建農奴制による苦難を忘れず、50年前にチベットで起こった歴史的な変革を記念し、チベットはチベット族住民のものだと世界に宣言しています。(03/30 Lin、中原)暮らし・経済へ

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