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 <胡主席歴訪>米大統領と会談、多分野で共通認識

2012-03-26 20:31:23     cri    

 中国の胡錦涛国家主席は26日、韓国のソウルでアメリカのオバマ大統領と会談しました。

 席上両首脳は、両国のパートナー関係の推進や共に関心を持つ国際・地域問題について、建設的で重要な共通の認識を得ました。

 胡錦涛主席は、中米関係を推進するため、①パートナー関係の方向性を堅持すること②互恵共栄に基づく実務的協力を全面的に拡大すること③アジア太平洋地域での中米両国の良好な交流を確保すること④両国関係にこれからも原動力を注ぎ、柔軟な方法をより多く使い、両国政府の質の高い戦略的交流を確保することを提案しました。

 貿易関係について胡主席は「協力を通じて貿易摩擦を解決すべきだ。アメリカが中国に対するハイテク製品の輸出制限を緩和するよう期待する」と述べました。そして人民元為替問題については、「中国は、人民元相場形成メカニズムの改革を引き続き推し進めていく。市場による調整をさらに活かし、人民元相場の柔軟性を高め、人民元相場が、合理的で均衡が取れるようにし、またその安定を維持していく」と述べました。

 これに対しオバマ大統領は「大統領に就任以来、胡錦涛主席とは11回会談している。これは、双方が良好な米中関係を保つことを重視している表れである。米中両国は先月、ニクソン元大統領の訪中40周年を記念したが、アメリカは、これからの40年に両国関係をさらに良くしていきたい」と述べました。そして、中国に対するハイテク製品の輸出制限問題の解決にいま着手しているとした上で、アメリカのインフラ整備などへの中国企業の投資拡大を歓迎し、中国企業により多くの便宜を提供することを明らかにしました。

 両首脳はこのほか、朝鮮の衛星打ち上予告や朝鮮半島情勢についても深く意見を交わしました。アメリカ側の立場に関するオバマ大統領の説明を聞いた胡主席は「中国側は事態の成り行きを注視し、憂慮している。関係各方面が大局を重んじ、長期的な視点に立って、冷静さを保ちながら外交ルートを通じて平和な形式で問題を解決するよう呼びかける。また、アメリカと朝鮮が対話を続け、共通の認識事項を守って関係を改善してほしい。中国は、関係各方面と密接な連携を保ち、地域の平和と安定の確保のため建設的な役割を果たしていきたい」と述べました。

 両首脳はさらに、イランやシリア、南北スーダンなどの問題についても意見交換をしました。(鵬)

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