中国外務省は20日、北京で、中国の胡錦涛国家主席がソウル核安全保障サミットとインドのニューデリーで開かれるブリックス（ＢＲＩＣＳ）第4回首脳会議に出席すること、およびカンボジアを公式訪問することについての記者会見を行いました。

　席上、馬朝旭外務次官補は、「ブリックス5カ国を含む多くの新興市場と発展途上国の急速な発展は、金融危機への対応、世界経済成長のけん引、グローバル経済ガバナンスの改善、国際関係における民主化促進などの面で重要な力となっている。ブリックス各国の協力は生命力が強く、その見通しは明るい」と述べました。

　馬次官補はまた、「ブリックス各国は国情と文化が異なり、地理的位置も遠く離れているが、多くの国際問題や地域問題で同じような、あるいは似たような見解を持っている。各国の間では共通点と共通利益が主流となっている。これはブリックス各国の協力の基盤である」と述べました。

　馬次官補はさらに、「ブリックス5カ国は相互理解、相互尊重と互恵共栄の原則を以って、平等な協議を通じて、実務的な協力を推進すると共に、重要な国際問題や地域問題での交流を保っている。これにより、各国間の相互信頼が深まり、共通の認識が拡大した」と述べました。（玉華、小野）　国際・交流へ