中国の馬朝旭外相補佐は20日、北京で「ソウル核安保首脳会議（核セキュリティ・サミット）では主に核材料や核施設の安全問題について議論し、朝鮮の衛星試射問題は会議の議事日程にない」ことを明らかにしました。

　これは胡錦涛国家主席の韓国、インド、カンボジア歴訪に関する外務省主催のブリーフィングで述べられたものです。馬外相補佐はこの中で「胡錦涛国家主席は今月26日から27日までソウルで開催される核安保首脳会議に出席する」として、「首脳会議は核材料と核施設の安全確保をテーマにし、前回のワシントン会議以降、核安保分野で収めた成果を振り返り、核の安全強化に関する各国の対策と国際協力について議論する」と述べました。

　更に、馬外相補佐は「中国は核エネルギー利用の大国で、核の安全を一貫して重視している」として、「今回会議で、胡主席は中国の核安全政策を述べると共に、核の安全確保で収めた進展と今後の対策を紹介する」としました。（ヒガシ　高橋）