日本のコンテンツの海賊版などをなくそうと、日本のコンテンツ海外流通促進機構(CODA)が18日、北京の王府井で、著作権の保護を周知するイベントを開催しました。
イベントでは、海賊版のアニメなどのDVDや商品と、正規品を実際に会場に展示し、見比べることで、注意喚起を促しました。また、参加者からの質問も受け付けるなど、著作権の保護の重要性を呼びかけました。
主催したCODAは、日本のコンテンツの海賊版など知的財産権侵害に対する情報収集や、海外の取り締まり機関との連携、消費者向けの広報活動などを実施しています。今回はイベントと連動し、インターネット著作権保護検討会も16日に北京で開きました。
CODAの事務局長を務める永野行雄・常務理事は「消費者にまず、正しいものと正しくないものを見極める目を育ててもらおうと思っています。中国の若い人を中心に理解は深まっているようです。ただ、日本の正規品をなかなか買う場所がないという現状もあり、業者側も流通面では努力が必要だと感じています」と話しました。
日本のコンテンツ問題では昨年11月に上海で、今年3月に台湾で、海賊版の一斉取り締まりが実施されました。(山下)暮らし・経済へ
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