欧米経済の低迷などの影響を受けて、多くの中国企業はブラジルやインド、オーストラリアなど新興市場への進出を試みています。

　新興市場の地位が日増しに上昇しているのは、確かな事実です。上海のデータによりますと、2011年に、インドやオーストラリア、中東など新興市場への輸出の伸びは、上海市の平均を著しく上回っています。

　業界関係者は、「新興市場を開拓することは容易なことではなく、大きなリスクが存在している」と見ています。

　税関の統計によりますと、2011年、中国の輸出入総額は一昨年より23%増えましたが、昨年9月から、中国の輸出は4カ月連続して下がっています。（董燕華、大野）暮らし・経済へ