中国最高の政治協商機構である中国人民政治協商会議全国委員会年次総会が3日午後、北京で開幕しました。これは、第11期全国委員会における5年間任期の最後の年次総会です。

　中国共産党と国家の指導者である胡錦涛、呉邦国、温家宝、賈慶林、李長春、習近平、李克強、賀国強、周永康らが開幕式に出席しました。また、中国の各党派、団体、各民族、各界から2200人近くの全国政治協商会議の委員が参加しています。開幕式で、全国政治協商会議の賈慶林議長が活動報告を行いました。

　これからの10日間、全国政治協商会議の委員らは、中国の政治、経済、社会生活など各分野に及ぶ重要な政策決定を協議するとともに、意見や提案を出します。

　なお、中国人民政治協商会議は、中国共産党がリードする多党協力と政治協商の重要な機構です。政治協商会議全国委員会の委員は、中国共産党、8つの民主党派、人民団体、各少数民族と各界の代表、台湾、香港特別行政区、マカオ特別行政区、及び帰国華僑の同胞から構成され、幅広い社会的基礎を持っています。