ジュネーブで開催された国連人権理事会会議に参加した中国代表団の祁小夏副団長は28日、「武力的干渉を通じて、または強行的にシリアの政権更迭を進めることに中国は反対する」と強調しました。
祁小夏副団長はその際「シリア危機の激化によって、民間人が死傷し、中東地域の平和と安定に影響が出ていることに中国は憂慮している」と述べた上で、あらゆる暴力行為を即時に停止し、国の安定と社会秩序をいち早く回復するようシリアの政府と各派に呼びかけました。その上で、祁小夏副団長はシリア政府に変革と発展などを求める国民の声に耳を傾けるよう求め、各派には、法治と非暴力的なルートを通じて政治的願望を訴えるよう要求しています。
祁副団長はまた、無条件で包容力のある政治対話を実施し、また政治改革案と関連メカニズムを共同で協議し、各派が参与できる民族の団結を表した政府を設置すること。これを踏まえて改革案を全面的に実施するようシリアの各関係方面に呼びかけました。
さらにシリア問題の解決に対する国際社会の役割について祁副団長は「シリアの主権、独立、統一と領土保全、それにシリア国民の自主的な選択、シリア各派の対話による合意などを国際社会が十分尊重するよう中国は主張している。シリアで、武力行使や強硬的形式を通じて、いわゆる政権の更迭を進めることに中国は反対する」と強調しました。(朱丹陽)
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