シリア危機担当特使を務めるコフィ・アナン前国連事務総長は29日にニューヨークで、国連のパン・ギムン事務総長と会談し、シリア問題について話し会う予定であることが明らかになりました。

　安保理はこの日に中東問題についての会議を開き、リン・パスコー政治問題担当事務次長の報告を聴取しました。パスコー事務次長はこの報告の中で、アナン特使が29日にニューヨークに到着し、パン・ギムン事務総長と会談する予定であることを明らかにしました。

　また報告は、シリアの人道主義情勢が楽観視できないと指摘しました。パン・ギムン事務総長は、ヴァレリー・エイモス人道問題担当国連事務次長兼緊急援助調整官を派遣し、人道主義問題について評価と判断を行います。現在、エイモス次官はすでに中東入りし、シリアの許可を得次第、入国するということです。（ooeiei、吉野）国際・交流へ