中国の呉思科中東問題特使は21日、アンマンで、ヨルダンのジュデ外相と会談し、双方は、パレスチナとイスラエルとの和平交渉やシリア情勢など焦点となっている問題について、意見を交わしました。
呉思科特使は席上「パレスチナ問題は、中東問題では核心的なものである。中東情勢がいかに変化しても、国際社会は和平交渉を促し、パレスチナ・イスラエル問題の早期解決を図るべきだ。中国はヨルダンを含む国際社会と共に、中東和平プロセスを推し進めるために建設的な役割を果たしていきたい」と述べました。
ジュデ外相は、中東和平プロセスにおける中国の長期的な取り組みを高く評価した上で、パレスチナとイスラエルがヨルダンで行った会談の状況を説明し、「次の段階で、ヨルダンはパレスチナとイスラエルの和平交渉の早期再開を推進するために努力し、これについて中国との対話を強めたい」と強調しました。
シリア問題について、双方は、「外部勢力によるシリアへの干渉に反対し、シリア国民の願いを尊重し、アラブ連盟とアラブ諸国がシリア問題の政治的解決に払った努力を支持するべきだ。シリア政府及び各派が、政治的対話を通じて問題の適切な解決を求めるべきだ」との一致した見解を表明しました。(玉華、山下)
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