2012年2月14日の午後、小雨の降る中、福岡駐在中国総領事館の李天然総領事と熊本県荒尾市の前畑淳治市長が中日の世紀の友情を伝える梅の木、「中山梅」を総領事館の庭に植えました。
「友情の梅」とも呼ばれるこの「中山梅」の本木は荒尾市にある宮崎滔天の生家の庭に植えられ、1世紀前から孫文と盟友であった宮崎滔天との「千万年変わらぬ友情」の証です。
李天然総領事は植樹式で、「今日荒尾市の皆さんと一緒にこの『中山梅』を植え、1世紀前に孫中山(孫文)先生と宮崎滔天氏が結んだ深い友情を思い起こすことは、とても有意義なことだ。この友情は日本の国民が中国近代史上で起きた驚くべき革命に関心し、支持してくれたことを表している。そして今、この友情は中日両国国民の心に深く刻まれ、両国友好のシンボルとなった」と語りました。
李総領事はまた「去年3月に九州新幹線が全線開通した。そして、中国辛亥革命100周年という節目にあたり、九州各地で中国との友好交流が積極的に推進された。荒尾市は九州の中心部に位置し、美しい風景と豊富な物産を有している。孫先生と宮崎氏との友情もあり、九州と中国の交流がさらに増えるにつれて、今後もより多くの中国からの観光客が訪れるだろう。今年は中日国交正常化40周年にあたり、私たち総領事館は荒尾市の皆さんとともに、両国関係の発展に努力したい。この世紀の友情を見てきた『中山梅』は、中日両国民の友情の伝承に役立つと期待している」と語りました。
そして荒尾市の前畑淳治市長は、「『中山梅』を通じて、辛亥革命100周年と中日国交正常化40周年の記念イベントを契機に、荒尾市と中国との交流の推進に努めたい」と表明しました。
荒尾市は今月下旬、中日国交正常化40周年の記念活動として、在日本中国大使館にも「中山梅」を植える予定です。(白昊、吉野)
(原稿/福岡駐在中国総領事館)
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