麦積山石窟芸術研究所と日本筑波大学が共同で行った麦積山石窟環境調査が中国の春節前に完了し、調査レポートが完成しました。

　麦積山石窟の泥人形は素晴しくて世界でも有名です。麦積山石窟芸術研究所の情報によりますと、5年間にわたり、中日両国の科学研究者らが麦積山石窟内外の自然環境や人文環境、その周辺の気候や植生、病虫害、人文景観など様々な方面について体系的な調査を共同で行いました。今回の調査を通じて、麦積山石窟の保護と研究のための科学データが集積され、中日両国が次の段階で文物本体の保護と研究を推進することへの基盤を作りました。

　麦積山石窟は中国北西部の甘粛省天水市東南から約35キロ離れた秦嶺山脈の中に位置し、現存する仏教石窟は194、泥人形は7200体余り、また1300平米に渡る壁画が残されています。（白昊、丹羽）国際・交流へ