中国の李克強副首相は6日、全国の保障性住宅の分譲に関する懇談会で、中低所得者向けの保障性住宅について、「予定通りの着工と完成、その品質の確保とともに、分譲における公平性に重点に置き、中低所得者の需要に応えなくてはいけない」と強調しました。

　李副首相は「政府が推進している保障性住宅の建設は、国民生活や社会の発展にとって非常に重要なプロジェクトだ。公平な分譲は政府への信頼感と行政能力における重要な試練となっている」と述べました。

　李副首相は「保障性住宅の建設と、スラム街を変えることを急ぐことで、中低所得者の需要を満たし、購入条件に合った新就職者や出稼ぎ労働者に対し、安定した住まい環境を提供する」と述べたうえで、「関係部門は保障性住宅の購入申請者の収入や住まいの状況、財産などを総合的に審査し、購入条件に合った申請者が公平かつ公正な方法で参加できるよう、条件に合わない者を早めに淘汰すべきだ」と指摘しました。（万、山下）