上海交通大学人文芸術研究院の院長であり、米・デューク大学中国メディア研究センターの主任を務める劉康教授は、このほどインタービューを受けた際、「中国は国家のイメージづくりの中に存在する矛盾を正確に認識すべきだ」と指摘しました。
劉庚教授は中国のイメージづくりについて「実際は新興国としていかにして世界という舞台で自らの問題を表現するかだ」とし、「西側諸国の人々が中国の発展に注目していると同時に、世界にどのような影響をもたらすかに関心を寄せている」と述べました。また、「多くの人が中国の文化強国づくりを強化するため、一連のイベントを行うことに理解を示したが、同時に世界からの中国への期待が中国の自身への評価より高まった」と指摘しました。劉康教授は中国が抱える矛盾について、中国は社会的ジレンマに陥っており、「発展途上国であり、エネルギーに限りがあることや一人当たりのGDPが依然として低い一方で、国内総生産(GDP)は世界第2位であり、他の発展途上国より多くの責任が負う必要がある」と語りました。(張、吉野) 暮らし・経済へ
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