中国国家統計局が3日発表したデータによりますと、2011年、全国の一定規模以上の工業企業（国有企業または年間売上高が500万元以上の非国有企業）は5兆4000億元（約65兆3000億円）の利潤を達成し、2010年より25%伸びました。

　業種別で見ますと、全国39種類の工業業種のうち、37種の利潤が2010年を上回り、2種が減少しました。中でも石油・天然ガス採掘業の利潤成長率が最も高く、44.8%でした。石油加工やコークス化、核燃料加工業、および電力・熱力の生産と供給業の利潤は減少しました。

　また、中国の一定規模以上の工業企業は2011年、主要経営項目で84兆元（約1015兆円）の収入を実現し、2010年より27%成長したということです。（白昊、中原）　暮らし・経済へ