欧州委員会のバローゾ委員長は31日、EU加盟8カ国に向け、「効果的な措置を講じて、若者の就業促進を図るよう」呼びかけました。

　この8カ国は、スペイン、ギリシア、スロバキア、リトアニア、イタリア、ポルトガル、ラトビア、アイルランドで、いずれも若者の失業率がEUの平均レベルを上回っています。

　バローゾ欧州委員長は30日、非公式会合で「この8カ国を対象に作業グループを作り、欧州委員会、加盟国政府、民間団体の力を統合して、若者の就業を促す」と提案すると共に、8カ国に、今年4月中旬に、経済政策の優先目標リストを含む経済改革計画を出すよう求めました。（Yin、大野）国際・交流へ