2日間に渡る激戦を通じて、シリア軍は30日、首都ダマスカスの東部郊外を改めて制圧しました。エスカレートしつつあるシリアの暴力に対し、アメリカは明確なシグナルを出すよう安保理に呼びかけました。
シリア軍は28日にダマスカスの東部郊外に対する軍事行動を開始し、翌29日にその地区にある一部の町に進攻しました。報道によりますと、29日の武力衝突で66人が死亡しました。
これについて、アメリカのクリントン国務長官は30日に発表した声明の中で、「民主主義への移行を実現するためには、シリアの暴力を必ず中止しなければならない。国連安保理は行動を起こして、シリア政府に明確なシグナルを出すべきだ」と述べています。
ロシア外務省もこの日に声明を発表し、「ロシアはすでにシリア政府と反対派に向けて、双方がいかなる前提条件も置かない状況の下、ロシアの首都モスクワで非公式会談を行うことを希望する旨を伝えた」としています。
昨年3月中旬に反政府デモが発生して以来、シリアでは武力衝突が絶えずエスカレートしています。(董燕華、中原) 国際・交流へ
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