NATO・北大西洋条約機構のラスムセン事務総長は26日に、「NATOはリビアでの軍事行動はすでに終了し、リビアに戻ることはない」と表明しました。
昨年3月31日にNATOは、アメリカやイギリスなどの国から、リビアに対する軍事行動の指揮権を引継ぎました。その軍事行動は、地上戦を展開するリビアの「全国国民評議会」を支援し、カダフィ政権の打倒につながりました。同じ年の10月31日に、NATOは軍事行動の終結を宣言しました。
今月23日に、リビアのバ二ワリドで武装衝突が起き、カダフィ氏の支持者がこの町を占領したという説がありましたが、その後町からの情報で、衝突は独立しようとする一部の部族の長老によるものだということが分かりました。一方、リビアの国防相は25日に、バニワリドはすでに中央政府が制御したことを表明しました。(朱丹陽 吉野)国際・交流へ
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