中国の伝統的な祝日、つまり旧正月の春節を迎えるにあたって、日本の野田佳彦首相は、19日付けの日本の中国語新聞「中文導報」を通じ、在日華僑と華人に新春を祝うメッセージを寄せました。

　野田首相は、去年12月の下旬に行った中国への公式訪問で最も重要な成果の一つは、双方が共に『日中国交正常化40周年』を祝い、2012年を『日中国民交流友好年』に定めることで合意に達したことだと書いています。

　野田首相はまた、日中国交正常化40年に当たる今年は日中関係の維持とその基盤の強化にとっては絶好なチャンスになっており、日中双方は政治上の信頼を深め、経済、文化と人的交流などの分野における協力の推進に力を入れ、戦略的な互恵関係を着実に強化すべだとの考えを示しました。

　野田首相がさらに、1984年に日中青年友好訪中団の一人とし、首相自身が初めて中国を訪れた時から、中国と縁を結んだので、今年は日中両国の交流拡大に努めていくとの姿勢を表明しています。（万）国際・交流へ