中国外務省の洪磊報道官は4日の記者会見で、「中国とイランは正常で透明かつ公開した経済・エネルギー協力をしている。これらの協力は国連安保理の決議に違反しないことから、影響されるはずがない」と述べました。

　「アメリカがイランに対して新たな制裁を実施しようとしている今、中国は、イランと石油貿易をしている中国の企業が制裁に巻き込まれないよう求めるのか」との質問に対して、洪磊報道官は「制裁は、情勢の緊張を緩和し、イランの核問題を解決する根本的な方法にはならない。対話や交渉が唯一の正しい方法である。中国は、国内法を国際法より高いところに位置づけて、他国に対し一方的な制裁を取ることに反対する」と述べました。

　イランが、アメリカの空母がホルムズ海峡で活動すれば海軍を出動させると警告していることについて、洪磊報道官は「中国は湾岸地域の平和と安定を望んでいる」と述べました。(鵬、志摩)国際・交流へ