IMF・国際通貨基金のチーフエコノミストであるブランシャール氏は21日、IMFのウェブサイトに発表した論文で、「2011年末の状況から見ると、世界経済の回復が再び軌道に戻るのは、1年前より難しくなっている」と警告しました。
ブランシャール氏は、「2011年には、世界経済は回復に踏み出し、一連の試練にさらされていたが、問題は現在よりコントロール可能な状態だった。しかしこの1年間、多くの先進国は回復が停滞しており、世界経済が直面している情勢は2008年よりも深刻になっている」としています。
また、2011年の教訓から警戒すべき4つの点を取り上げ、「それはまず、流動性の問題は銀行だけでなく、政府にも影響を与え、もし、十分な流動性が確保されず、金利が合理的な水準になければ、危機はずっと存在し続けること。次に政府が打出した政策を完全に実行できなければ、投資家の期待が外れ、状況が悪化すること。
第三は国の財政は短距離競争ではなくマラソンのようなもので、ゆっくり安定してこそ勝利を得られるということ。そして最後は、市場でいったん認められた認識はなかなか取り消すことが出来ないこと。例えばユーロが崩壊する恐れがあるといった認識がそれである」とし、協力と、財政再建策の実施、流動性の増加、それに政策の実行を各国に呼びかけました。(朱丹陽 大野) 国際・交流へ
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