国際連合食糧農業機関が開催する南南協力フォーラムに参加している中国の屈四喜代表は6日にローマで、「中国は、国連食糧農業機関の『食糧安全保障特別事業』の枠組みの下、農業分野における多角的な南南協力を積極的に支持している」と述べました。

　屈代表は、「中国は真っ先にこの事業協力に積極的に参加した国であり、農業の専門家と技術者を一番多く派遣している国でもある。2011年11月末までに、中国は16の南南協力プロジェクトを実施し、アフリカ、アジア、南太平洋、カリブ海地区など21の国に合計865人の農業専門家と技術者を派遣している」と中国の具体的な取り組みを述べました。

　また、屈代表は、「中国は最初に国連食糧農業機関と南南協力戦略連盟を結んだ国である。国連食糧農業機関に3000万ドルを寄付し信託基金を設立した。主に中国が参加する南南協力事業を支持している」と述べました。

　国連機関、発展途上国政府、民間団体や民間機関の代表らは5日から9日まで、国連食糧農業機関の本部があるローマで1年に１度開かれる南南協力フォーラムに参加し、主に食糧安全について話し合います。（劉叡、吉野）　国際・交流へ