イギリスのカメロン首相は29日、イラン駐在イギリス大使館への侵襲撃者を厳罰に処するようイランに要求しました。

　カメロン首相はこの日、内閣緊急会議を召集し、「この暴力襲撃事件を引き起こした犯人を法に基づいて裁くべきだ。イラン政府は、イギリス外交官を保護できなかったことによる厳重な結果を認識しなければならない。イギリスはここ数日の間に、どのような措置を取るかを考慮する」と述べました。

　また、イギリスのヘイグ外相は談話を発表し「イギリス政府は、きわめて厳格にこの事件に対応する。この事件は、どのような状況の下でも、外交官と外国公館を保護を定めた「ウイーン条約」の規定に違反している。イラン政府はこの責任を負うべきだ」と述べた上で、イランにいるイギリス公民に外出せず、自制を保ち、次の指示を待つよう求めました。（董燕華、小野）国際・交流へ