現地時間の9日、ロンドンで起きた若者らによる暴動は拡大しており、バーミンガム、リヴァプール、ノッティンガムなどの大都市でも混乱が続いています。

　ロンドンでは当日、警察官1万6000人による厳戒態勢が敷かれているほか、ほとんどの店が閉店し、住民も自発的に住宅地周辺の治安維持に当たっています。そして当日夜までに、少なくとも450人が逮捕され、69人が起訴されているということです。

　この事態を受けて、イギリスのキャメロン首相はイタリアから急遽帰国し、9日に事態収束に向けての会議を開きました。

　会議の後、キャメロン首相は放火や略奪などの暴行を非難する声明を発表し、政府は、秩序の回復や市民の安全確保に全力で取り組んでいると強調しました。（ミン・イヒョウ）国際・交流へ