中国国防省報道事務局が29日に明らかにしたところによりますと、今年8月に初の海上実験を順調に遂行した中国の空母は、予定通りに船舶工場に帰航し、続いて改装を行いました。現在一連の作業が終了し、29日に再び出航して科学研究実験を展開します。

　中国はこの夏、「ワリャーグ」と呼ばれた旧式空母を中国海軍の実験や訓練を行う艦艇に改装しました。中国軍事専門家は、「中国が空母を所有する目的は、自国の海洋権益を維持するためだ」との見解を示しています。

　アメリカのような超大国にしても、あるいはイギリス、フランス、イタリア、スペイン、日本のような資本主義の国にしても、またロシア、インド、ブラジル、タイなどのような新興経済体にしても、いずれも空母に大きな関心を寄せています。目下、世界にはあわせて20隻の空母がありますが、そのうち11隻をアメリカが所有しています。（董燕華、中原）暮らし・経済へ