世界黄金協会が発表した報告書によりますと、今年第3四半期の世界の金の需要量は昨年同期より6%増の1000トンを上回り、四半期としては最高となっています。

　これについて専門家は、「中国で需要が拡大していることが大きい」と分析しています。

　それによりますと、第3四半期に需要量が増えた主な原因は投資の需要拡大で、世界の金の投資需要は昨年同期より3割増えたということです。このうち、中国の投資量は60トンを超え、前の年を6割あまり上回っています。

　また、中国では金のアクセサリーの需要が前の年より10%増え、世界の3割を占めており、中でも中小都市で金のアクセサリーの需要が増え、これが需要の増加に拍車をかけていると指摘しています。（朱丹陽　中原）暮らし・経済へ