第22回中米商業貿易連合委員会会議が21日、四川省の中心地・成都市で開かれました。
中国の王岐山副首相は開幕式で、中国向け輸出のハイテク製品に対する規制の緩和や中国企業の対米投資への平等な対処などで実質的な進展を求めると同時に、経済問題の政治化を回避するようアメリカに呼びかけました。
王岐山副首相は「前回会議以来、中国は知的財産権の保護、イノベーション政策と政府による買付け、ソフトウェアの正規版普及などに力を入れてきた。知的財産権への侵害とコピー商品や粗悪品の製造を取締るための特別行動で著しい成果を得ており、長期的なシステムはほぼ構築されている」と述べました。
王岐山副首相はまた、「ビザ発行など中国が注目する問題の解決にアメリカが積極的に取り組んでいることは、中国側も理解している。中国はアメリカに対し、中国向け輸出のハイテク製品に対する規制を緩和し、貿易救済措置の利用を慎重に行い、市場経済国としての中国の地位を認め、中国企業の対米投資に対する平等な対処などで実質的な進展があるよう希望する」と強調しました。
王岐山副首相はさらに、「当面の情勢の下で、両国は連携して、G20カンヌサミットでの合意を全面的に実施していかなければならない。実際の行動で保護貿易主義に対抗するとともに、経済問題の政治化を避ける必要がある」と述べました。(朱丹陽 中原)暮らし・経済へ
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