中国外務省の劉為民報道官は14日北京での定例記者会見で「中国はシリア危機収束に向けてのアラブ連盟のすべての努力を支持する」と述べた上で、直ちに暴力を止め、一日も早く、包容力がありバランスの取れた政治交渉を始めるようシリア政府に呼びかけました。

　シリアは12日、民主化運動の武力弾圧でアラブ連盟に資格停止処分を受けましたが、これについて劉報道官は「アラブ連盟の提言を適切に実行するのが当面の急務である。これには、シリア各方面の努力が必要であると同時に、国際社会もその条件作りに協力しなければならない」と強調しました。（ミン・イヒョウ、大野）