シリアを訪問中の中国の呉思科中東問題特使は27日、「シリアの関係方面が国と国民の利益を重んじて、すべての暴力と流血衝突を停止し、緊迫した情勢を一日も早く緩和すべきだ」と述べました。

　呉思科特使はこの日、ファルーク・シャラ副大統領、ワリド・ムアレム外相とそれぞれ会談し、現在のシリア情勢について意見を交わしました。呉思科特使は、「シリア政府が改革を加速し、国民の願いと要求に応えるべきだ。関係方面が建設的な態度で政治プロセスに参与し、対話を通して意見の食い違いを解決し、自国の国情にあった発展の道を見出すようにすべきだ。また、国際社会がシリアの主権、独立と領土保全を尊重し、シリア問題を適切に処理し、中東地区の平和と安定を維持するべきだ」と語りました。（玉華、志摩）