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 中国、対話と協力によるイラン核問題の解決を主張

2011-11-09 19:11:57     cri    

 国際原子力機関(IAEA)は8日、イランの核問題について報告書を発表し、「全面的かつ信頼できる情報により、イランが核爆発装置に関連する研究開発に取り組んでいることがわかった。IAEAはイランの核計画が軍事分野に転用する可能性があることに重大な関心を寄せている」と述べています。

 これに対し、中国外務省の洪磊報道官は9日、「中国は、現在、この報告書を分析しているところだ。中国は、イラン核問題関連6ヶ国がイランと真剣かつ実務的な対話を行うことを主張する。IAEAがイランとの協力を強化することが、イランの核問題の全面的かつ長期的で適切な解決に至る正当なルートであり、当面の急務でもある」と強調しました。

 洪磊報道官は、この日北京で行われた定例記者会見で、「中国は核兵器の拡散に反対し、中東地域のいかなる国の核兵器の開発にも反対する」とあらためて表明し、「中東地域の情勢にあらたな動揺が起きることを防ぐのは、中東地域諸国と国際社会の共同の利益に合致する。中国は、国際核不拡散体制と、中東地域の平和と安定に対する高度な責任に基づき、各関係方面およびIAEAと引き続き意志の疎通を維持し、イラン核問題の対話と協力のプロセスをしっかり推進すると共に、外交手段によるイラン核問題の平和解決に建設的な役割を果たして行きたい。また、IAEAが公正かつ客観的な立場に立ち、イランと協力して、関連問題の解決に努力することを希望する。そして、イランも柔軟に誠意を示し、IAEAと真剣に協力すべきであり、関係各方面も、対話と協力の促進にプラスとなることをすべきだ」と述べました。(董燕華、大野) 国際・交流へ

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