中国鉄道省は6日、今年の1月から10月までの全国の鉄道利用率が前年同期に比べ大幅に増えたと発表しました。

　発表によりますと、この10ヶ月間での全国の鉄道利用客はおよそ16億人にのぼり、前年同期に比べ11％増えました。また、貨物の運送総量はおよそ33億トンで、前年同期に比べ8％増加しました。

　これに対し鉄道省は、鉄道部門は引き続き利用客へのサービスに重点を置き、新疆で出稼ぎ農作業をしている農民たちの帰郷や兵士の集中輸送などを強化すると述べました。また、貨物の輸送では、輸送効率を上げ、火力発電用の石炭、季節性の農産物、食料などの重点物資の運輸を優先すると強調しました。（劉叡、小野）暮らし・経済へ