中国の宇宙船「神舟8号」の打ち上げの成功を受け、国内外の報道機関は宇宙ステーション実験モジュール「天宮1号」とのドッキングに注目しています。
スペインの通信社・EFEは、「『神舟8号』の打ち上げ成功は、永久的な宇宙ステーション建設計画のために、新しい1ページを開いた。これまで、中国は自国の宇宙ステーション計画をもって技術力を証明している。一方、アメリカなど一部の国家が国際宇宙ステーションプロジェクトへの中国の参与を制限している」としました。
アメリカAP通信は「国際宇宙ステーション参与への要請が拒否され、中国は独自に宇宙ステーション計画を開始した。反対したのは主にアメリカだった。アメリカは中国の計画が軍当局と関係することを厳しく警戒しており、経済と政治上のライバルと技術を共有したくはなかった」と分析しています。
香港の「文匯報」は「世界経済が衰退し、欧米とロシアが宇宙探査活動を縮小する中、中国は強い経済力で、宇宙事業を積極的に進めており、宇宙の平和利用に貢献している。今回のドッキングに使われていた技術と製品は、基本的に中国が独自に開発したものである。中国には、強国に少しも引けをとらない自前の航空宇宙工業システムや技術システム、開発システムがすでに出来上がっていることを物語っている」とし、中国が世界の科学技術強国になることへの期待を示しました。(朱丹陽、吉野)国際・交流へ
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