江蘇省にある新沂市は27日記者会見を開き、新エネルギーやバイオ医薬、新材料をはじめとする科学技術の革新的発展、市民生活の改善、省エネ、環境保全など、今後の同市の基本方針を明らかにしました。

　 この記者会見は新沂市を取材中のCRI中国国際放送局など中国の代表的メディアや地元メディアに対し、開いたものです。会見では赵立群市長が最新の市の状況を説明しました。また、各担当者が経済開発区や都市づくり、農業、観光などについて詳しい情勢や今後の方針を報告しました。

　 経済開発区では、精密な化学工学、紡績、機械製造、グリーン食品、資源確保など成長している５大産業の発展を強調しました。今後５年間で、幸せな新沂市の建設のために、「安住プロジェクト」「エコ都市づくり」な具体的なプランを公表しました。また、観光面でも馬陵山、骆马湖、窑湾古镇を３つの柱として、観光客の誘致などに努めていくとしています。

　 赵立群市長は「第12次5カ年計画の末ごろには、新沂市は経済総量が江蘇省北部のトップ5にランクされるだけでなく、生態環境や民生、経済発展の各方面の総合力もトップ5に入るよう努力しています。その時は、新沂市は魅力を満ちて、現代的で、文化に富んだ都市になるでしょう。また、環境にやさしくて、住みやすい都市になります」と新沂市の運営に意欲を示しました。（胡徳勝、山下哲弥） 暮らし・経済へ