パリで開かれているユネスコ・教育科学文化機関総会で26日、総会に参加している中国の袁貴仁教育相は、「持続可能な発展は中国政府の基本的な戦略である。中国の教育事業は、この持続可能な発展という重要な理念を継続し、世界の平和と発展に貢献していきたい」と強調しました。

　袁教育相は「昨年7月、中国政府は2010年から2020年までの『国家中長期教育改革と発展計画綱要』を推進し始めた。綱要は、国際理解教育の実施、異文化交流の推進、異なる国や文化に対する知識と理解の深化を強調している。同時に、中国は引き続き孔子学院の設置を通じて、国内外の教育と文化の交流や融合を促していくと共に、世界各国との理解と友情を深めていく」と紹介しました。

　さらに、袁教育相は「現在、中国の各レベル、各種の学校では、普遍的に持続発展教育（ESD）が進められている。そのうちの凡そ1000校がユネスコからモデル校に指定された」と明らかにしました。（朱丹陽　中原）

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