朝鮮を訪問中の中国の李克強副首相は23日平壌(ピョンヤン)で朝鮮の崔永林(チェ・ヨンリム)首相と会談しました。
李克強副首相は「新しい情勢下で、中国は朝鮮と共に、両国最高指導者の合意事項を着実に履行し、各分野における交流と協力を強化し、健全かつ安定的な両国関係の発展を推進していく。接触と対話を堅持するという朝鮮の方向性は適切なものであり、朝鮮が6カ国協議の早期再開、朝鮮半島の非核化と南北情勢の緩和を推進し、域内の平和と安定、発展を維持していくのを中国は支持する」と表明しました。
さらに、李副首相は「中朝の友情は両党と両国、両国民の貴重な財産だ。中国共産党と政府は朝鮮との伝統的な友情を非常に重視しており、常に未来志向をもって戦略的見地から両国関係を把えている。朝鮮との伝統的な友好協力関係を絶えず強化発展させていくことは、中国政府の揺ぎない方針だ。両国は『政府指導、企業主体、市場運営、互恵共生』の原則に基づいて、協力の実施と貿易の拡大を推進し、教育、文化、観光、メディア、民間団体および地方間の交流と協力を拡大していくべきだ」との考えを述べました。
これに対し、崔永林(チェ・ヨンリム)首相は「両国最高指導者の配慮のもとに、朝鮮と中国の関係はここ数年、新しいレベルに引き上げられた。中国との伝統的な友情と協力を深めることは、朝鮮労働党と政府の揺ぎない方針であり、両国・両党の戦略的利益でもある。双方は政治的相互信頼を固め、経済、貿易、鉱業、インフラ整備などの協力を拡大し、代々の友好を促進して域内の平和と安定を守っていくべきだ。朝鮮は、6カ国協議の無条件再開と『9.19共同声明』の全面的履行、朝鮮半島非核化の実現を主張しており、この立場は一貫している」と述べました。(ジョウ、大野)
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