第4回中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）シンクタンク戦略対話フォーラムが17日、中国南部の広西チワン族自治区にある南寧市で開催されました。会議では、シンガポールやベトナム、タイ、フィリピンなど多くの国のシンクタンクの代表が、「新しい情勢の下における中国・ASEANの協力」というテーマをめぐって幅広い議論を行いました。

　今回の会議では、「中国・ASEAN対話関係樹立20周年の回顧と展望」、「中国・ASEAN自由貿易圏実現後における双方の経済貿易協力の推進」、「中国・ASEAN 協力における広西の役割」という3つの主要な議題が設けられました。

　広西社会科学院の呂余生院長は、「中国とASEAN諸国のシンクタンクは、長年にわたって各国と地区の発展、および中国とASEANの 友情のために大きく貢献してきた。今回の対話フォーラムは自由貿易圏実現1周年に当たって、中国とASEAN の政治、経済、文化分野における協力の拡大、地域の業界間の実務的な協力、共同の発展と繁栄をめぐって議論し、双方の協力レベルを絶えず向上させ、中国とASEAN の戦略的パートナーシップを一段と強化していくことが目的だ」と強調しました。（董燕華、中原）