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 シリア非難決議案に拒否権、中国が立場を明確

2011-10-05 15:30:03     cri    

 国連安保理は4日、英仏などが提出していたシリアの非難決議案を採決しましたが、ロシアと中国が拒否権を行使したため、廃案となりました。安保理理事国15カ国のうち、インド、南アフリカ、ブラジル、レバノンは棄権し、フランス、イギリス、ドイツ、ポルトガル、アメリカなどが賛成しました。

 中国の李保東国連常駐代表は採決直後、「シリアに圧力と威嚇をもって制裁することは、シリア情勢の緩和に不利であり、中国は決議案を拒否した」と説明しました。また、李代表は「制裁は問題の解決には役立たない。逆に情勢を悪化させる可能性がある」と強調しました。

 中国外務省の馬朝旭報道官は5日北京で、「安保理がシリアの情勢を緩和させ、政治的な対話で対立を解消させ、中東地域の平和と安定を守るために行動することを望む」と語りました。また、シリアの各方面が一切の暴力を停止し、政府は改革の実施を承諾し、シリアが主導する包容的な政治プロセスを出来るだけ早く実施し、地域や国家あるいは組織の調停を支持するよう呼びかけました。(白昊、小野)
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