今年の秋から、中国貧困扶助開発事業の主要な対象である陝西省寧陝県内で、すべての就学年齢に達しない児童が無料で幼稚園に通うことができるようになりました。これは全国の貧困地域で、この県が真っ先に15年の無料教育を実施することを意味しています。
陝西省寧陝県は、農民の一人当たりの年間純収入が3800元(約4万5千円)に達しない国家貧困扶助開発事業の主要な対象です。2009年から寧陝県の1500人以上の高校生と400人以上の職業高校生は、すべて無料教育を受けています。寧陝の財政から、毎年高校生のために2000元(約2万4千円)、職業高校生は1500元(約1万8千円)を投入しています。毎年の総投入は約400万元(約4800万円)に達しています。
寧陝県の人口は7.4万人で、去年の農民の一人当たりの純収入が3812元(約4万5700円)で、地方の財政収入は3075万元(約3億6900万円)ということです。この状況でも、寧陝県は1200万元(約1億4000万円)を教育に投入するということで、地方財政収入の4割近くを占め、中国全国平均レベルの12.5%を大きく超えています。(李陽、山下) 暮らし・経済へ
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