温家宝首相が21日国務院常務会議を開き、「安全操業での『第12次5ヵ年計画』」を論議し、健全かつ進んだゴミのリサイクルシステムの整備に力を入れることを決め、また「中華人民共和国資源税暫定条例」を修正しました。
会議では、中国のゴミのリサイクルシステムはまだ不十分であり、環境への汚染も無視できない状態にあると指摘しました。また健全、かつ進んだ回収、輸送、処理と利用というゴミのリサイクルシステムの整備はすでに急務となり、そのいち早い実施が必要となってきたと強調した会議は次の措置を取ることを提唱しています。それにはまず、回収処理のネットワークの改善をはかること、次に、技術的サポートを強化すること。第三に、ゴミをリサイクルする大型企業を育成し、ゴミの回収、分類と処理における集約的、かつ規模的な発展を促進すること。第四に、ゴミのリサイクル企業、回収加工の営業拠点と市場秩序に対する監督と管理を強め、不法行為を取締まること。第五は、政府部門と生産・流通企業及び使用者の責任を明確にし、関連の制度や基準に修正を加え、ゴミのリサイクル事業を一日も早く法制化という軌道に乗せること。最後に、広報教育を展開し、環境に配慮したリサイクルの生産と生活方式を普及させることです。(陳博)暮らし・経済へ