中国最高人民裁判所知的財産権裁判法廷の金克勝副裁判長は6日北京で、「ここ数年、中国では知的財産権に関する訴訟案件が増えるに伴い、中国人民裁判所知的財産権の司法による保護は進展している」と述べました。

　これはこの日、開かれた「2011年中国特許情報年度会議」で述べられたものです。金克勝副裁判長はその中で、「2010年、全国の地方裁判所は合わせて知的財産権民事訴訟第一審案件4万2931件を受理し、そのうち、4万1718件に判決を下した。この一審の受理案件は、前年に比べて4割ほど増えている。また、第一審知的財産行政案件は前の年より２５％ほど多い2590件を受理し、2391件の判決を下した。今後も、人民裁判所は引き続き、各種類の知的財産権案件を適切に処理し、法に基づいて侵犯行為を処罰し、オリジナル製品を作り出すことを強化していく。同時に、白書および関連活動報告を通じて、社会に中国の知的財産権保護における進展を発表する」と述べました。（董燕華、高橋）暮らし・経済へ