今年上半期、国家品質監督検査検疫総局は31の省、自治区と直轄市の2598社の輸出企業を対象に調査を行い、その結果、去年には31.74%の企業が海外での貿易の技術的障害による影響を受け、年間の輸出で出た直接の損失額は582億4100万ドルとなったことが分かりました。

　それによると、中国企業の輸出に大きな影響を与えた国と地区としてはEU・欧州連合、アメリカ、日本とオーストラリアが上位4位だということです。業界から見れば、機電機械、化学工業、鉱石金属、玩具と家具、繊維、そして靴、帽子、ゴムと皮革の製造など産業が特に大きな影響を受けました。

　貿易の技術的障害は、為替に次いで企業の輸出においてはもう一つの障害と見られています。国家品質監督検査検疫総局筋は「全国の関係者と共に対応措置を研究し、中国企業の対応の意識、能力と有効性をアップさせていく」としています。（Katsu）暮らし・経済へ