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 仏裁判所、シラク前大統領欠席のまま公判開始

2011-09-06 15:11:11     cri    
 これまで数回に渡って延期されてきたフランスのシラク前大統領の汚職事件をめぐる公判が5日、パリで始まりました。シラク前大統領は、フランスの国家元首としては第2次世界大戦後初めて裁判にかけられることになります。

 今年78歳になるシラク前大統領は、これ以前に「裁判で潔白を証明する」と強調していましたが、健康上の理由から公判を欠席しました。

 フランスメディアは1998年5月、シラク氏がパリ市長を務めた1977年から1995年の期間に、職員を架空雇用して公的資金横領の手助けを行ったとするスキャンダルを掲載しました。ところが、シラク氏は当時フランス大統領を務めており、裁判免除の特権を持つことから、事件の調査を行うことができませんでした。2007年6月にシラク氏が大統領を退任した直後、フランス司法部門はこの事件の調査を開始しました。その後、この案件をめぐる公判は数回に渡って延期され、今年9月5日にようやく公金横領と背任の罪でシラク氏の公判が始まりました。これらの罪状が成立した場合、シラク氏は10年の有期懲役と15万ユーロの罰金に処されると見られています。(黄競、中原)国際・交流へ

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