中国、アメリカ、ロシア、イギリス、フランスの五大核保有国は30日ジュネーブで、ジュネーブ軍縮会議の枠組み内で兵器用核分裂性物質生産禁止条約（カットオフ条約）の交渉をスタートさせることについて討議しました。

　討議後発表されたニュースコミュニケによりますと、五大国はカットオフ条約の早期達成という共同目標を実現させる決意を表明しています。また、今年の国連軍縮及び国際安全保障会議で、関係各方面と共に、一連の問題の話し合いを続けていくことを期待しているということです。

　中国の王群軍縮大使は、「中国側はその他の4カ国を含む関係方面と共に協力し、ジュネーブ軍縮会議の枠組み内でカットオフ条約の早期達成に力を尽くしていきたい」と述べました。（ooeiei、高橋）