中国農業省は29日、南西部で干ばつ被害が引き続き拡大しており、秋に収穫する農作物に大きな不安があることを明らかにしました。

　統計によりますと、28日までに、貴州省と雲南省、重慶市、四川省、広西チワン族自治区の5つの省と自治区、直轄市で、農作物の被害面積は295ヘクタールに達したということです。また、中央気象局の予報は、向こう10日間、南西部の幅広い範囲で雨が降らないとし、これによって干ばつ被害が一層深刻化する可能性があるとしています。

　干ばつ被害を最小限に抑えるため、中国農業省は、現地に専門チームを派遣し、干ばつに対応するための現地指導などに当てています。（万、高橋）

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