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 学者、「首相交代は中日関係の方向性に影響せず」

2011-08-29 19:45:01     cri    

 日本の野田佳彦大蔵大臣は29日に行われた民主党代表の決選投票で海江田万里経済産業大臣を破り、新代表に就任し、30日の衆参両院本会議で首相指名を受けて第95代、62人目の首相に就任することになりました。

 中日関係において強硬な姿勢を見せた野田氏の当選は、果たして中日関係にどんな影響を与えるのか?これについて、中国社会科学院日本研究所の高洪副所長は「中日関係はあらゆる大国間の関係と同じように、その位置づけは両国間の法的文書に定められた内包と外延によるものだ。中日関係は戦略的な互恵の関係であり、両国関係の実情は両国の戦略的利益やニーズによって実現する。政治家個人や特定の政府が果たす役割は根本的、かつ決定的なものではない。根本的で決定的な要素とは国家の利益だということは言うまでもない」との見方を示しました。

 中国現代国際関係研究所の馬俊威副所長はこれについて「日本でどの派別が登場しても、中日関係を重視するという点は変わらないと思う。中日関係はすでに新たな段階まで進んでおり、中日関係の発展は時代の流れとなり、大きな方向性は変わらず、引続き前進するが、その過程で領土問題、領海権問題や軍事問題が起こるのは避けられない。その意味でいうと、野田氏のこれまでの言行はわれわれを憂慮させる。これは両国の政治家の決断力にとっては試練になると思う」との見解を示しました。(翻訳:ヒガシ)

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